教育の未来

　　「税金」と聞いて、よいイメージを持つ人はいるのでしょうか。私はたいてい、デメリットしか思い浮かびません。スーパーでお茶を買うにしても消費税がかかるし、頑張って働いてもらったお給料にも所得税がかかります。しかし、 税金は私たちの社会を支える重要なものです。税制があるからこそ、私たちの教育や医療が支えられています。私は特に教育に対する税金の使い方に関心があります。今回は、世界的にも税率が高いとされているフィンランドと日本の税制を比較しました。

　フィンランドでは高い税率が設定されていますが、その税金は主に社会福祉や教育に使われています。特に教育面では大学の学費が無償化されており、誰もが平等に教育を受けることができます。このような制度は家庭の経済状況にかかわらず、 全ての子供たちに教育の機会を提供していると思います。一方、日本では税率は世界的に見ても比較的低いものの、大学の学費は高額です。私立四年制大学では400万ほどの学費が必要です。多くの家庭では、大学進学に伴う経済的負担が大きくなるでしょう。 奨学金制度もありますが、それだけでは十分ではないと思います。フィンランドと日本の税制を比較すると、税金の使い道や社会福祉の充実度に大きな差があります。日本でも、税金の使い道を見直し、平等な教育を受けることができる取り組みをしてみても良いのではないかと思います。

　私の家庭は兄妹も多く、裕福ではありません。なので、私は今まで大学には行かず就職してお金を稼ぐと決めていました。しかし、学びたいことができて、今では進学したいと考えています。学費が無償化されれば、私のような家庭でも安心して高等学校の教育を受け、 大学進学に向けしっかりと勉強することができると思います。また学費無償化は、経済的な理由で進学を諦める子供たちを減らし、教育機会を増やすきっかけにもなると思います。これからの日本が、誰もが学びたいことを思い切り学べるような、そんな国になると嬉しいです。

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