
京都府租税教育推進連絡協議会賞
博物館と税を納めるということ
舞鶴工業高等専門学校 3年
和泉 穂花
私は博物館に行くことが好きだ。幼いころからよく親に博物館に連れて行ってもらった。図鑑などで見たものを実際に見ることが出来、自分の想像していた姿との色や大きさの違いを見つけることが楽しい。
2023年8月、国立科学博物館がクラウドファンディングを行っているのを知った。国立科学博物館は以前行ったことがあり、化石やはく製などの展示品の数々にワクワクとした興味や興奮、感動したことをよく覚えている。
光熱費などの高騰により財政がひっ迫したことがクラウドファンディングを行った理由だという。この活動に対して博物館は目標金額を1億円としていたが最終的には5.5万人が参加し、9億円以上もの寄付金が集まった。集まった寄付金は光熱費や資料などの管理費に充てるのだという。私はその話を聞いてもともと光熱費などはどこから出ていたのだろうかと疑問に思った。 調べてみると、入場料からの収入は財源の4パーセント強ほどしかなく、財源の80パーセントほどが国からの交付金や補助金だった。博物館では展示品以外にも膨大な量の資料を保有しており、それらの管理費や研究費もかかる。
交付金や補助金は税金が主な財源となっている。また、一般から博物館に対して寄付を行った場合に、一定額を課税所得から控除する制度もあるという。国が税金を使って支援していたり、直接支援を促したりする制度があることを知り、国が行っている博物館への支援の規模の大きさに驚いた。
国立科学博物館の常設展示の入場料は高校生以下なら無料、一般でもかなり安い。こういうことができるのも、補助金などの支援があるからだ。何度も博物館に来て、気軽に博物館を楽しんでもらえるようにという考えで行われているという。
博物館は歴史的価値を持つ資料をたくさん保管・研究している場所であり、私にとって知識と感動を与えてくれる大切な場所だ。将来にわたって子どもたちが楽しみやすい博物館を続けてもらうためにも、税金はありがたい存在だ。私の納める税金が私の大好きな博物館に交付金などになって届くよう、納税をしていかなくては、と思う。
2023年8月、国立科学博物館がクラウドファンディングを行っているのを知った。国立科学博物館は以前行ったことがあり、化石やはく製などの展示品の数々にワクワクとした興味や興奮、感動したことをよく覚えている。
光熱費などの高騰により財政がひっ迫したことがクラウドファンディングを行った理由だという。この活動に対して博物館は目標金額を1億円としていたが最終的には5.5万人が参加し、9億円以上もの寄付金が集まった。集まった寄付金は光熱費や資料などの管理費に充てるのだという。私はその話を聞いてもともと光熱費などはどこから出ていたのだろうかと疑問に思った。 調べてみると、入場料からの収入は財源の4パーセント強ほどしかなく、財源の80パーセントほどが国からの交付金や補助金だった。博物館では展示品以外にも膨大な量の資料を保有しており、それらの管理費や研究費もかかる。
交付金や補助金は税金が主な財源となっている。また、一般から博物館に対して寄付を行った場合に、一定額を課税所得から控除する制度もあるという。国が税金を使って支援していたり、直接支援を促したりする制度があることを知り、国が行っている博物館への支援の規模の大きさに驚いた。
国立科学博物館の常設展示の入場料は高校生以下なら無料、一般でもかなり安い。こういうことができるのも、補助金などの支援があるからだ。何度も博物館に来て、気軽に博物館を楽しんでもらえるようにという考えで行われているという。
博物館は歴史的価値を持つ資料をたくさん保管・研究している場所であり、私にとって知識と感動を与えてくれる大切な場所だ。将来にわたって子どもたちが楽しみやすい博物館を続けてもらうためにも、税金はありがたい存在だ。私の納める税金が私の大好きな博物館に交付金などになって届くよう、納税をしていかなくては、と思う。