私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
税金について

京都府立須知高等学校 一年
松尾 みのり

 私は中学三年生のときの公民の授業で「税金ってすごい。」と感じました。

 公民の授業では、消費税や法人税・所得税など色々な種類の税金があると学びました。また、国民から集められた税金は医療費や、年金などの社会保障・警察や消防などの公共サービスに使われたり、学校の運営や道路の整備・公園などの公共施設に使われていることも学びました。

 私は税金について学び、税金は国民の生活を支えているから無くしてはならないと感じました。もし、税金が無くなってしまうと、今までの生活がくずれてしまいます。年金が無いので、高齢者になっても働き続けなければいけなくなります。また、警察や消防・救急などを呼ぶのにお金がかかったり、医療費も今までの倍のお金が必要になります。国の自然環境や衛生面もくずれてしまい、暮らしにくい生活になってしまいます。

 このことから私は、税金は無くしてはならないと感じました。

 今後、国民の生活を支えるために税金が上がった場合、その税金は何に使われるのでしょう。

 私は、福祉に多くの税金を使ってほしいです。なぜなら、今ロシアとウクライナが戦争をしていて、税金を上げてもその税金は福祉ではなく軍事目的に使われるかもしれないと思ったからです。今、日本は戦争やコロナによる物価の上昇や、円安によって経済があまり回っていません。職業を失った人や、給料があまりもらえてない人など困っている人が多くいます。国を守るために軍事に税金を使うことは大切ですが、戦争はやってはいけないことなので、今目の前で困っている人々の生活を支えるべきだと思いました。また、障害を持っている方や高齢者が楽しく生活できたり、子どもが安全に遊ぶことができる日本を作っていきたいです。他にも、経済による格差を無くし、日本の自然環境も良くしたいです。

日本をより良くするためには、税金を上げて、税金をなくさないことが大切だと思います。税金を上げるだけで、国民の生活が保障されず、軍事目的に多くの税金が使われるかもしれないのはおかしいので、私たち国民は良い税金の使い方をする人を選挙で選び、国民が行動をしなければなりません。また、私は政府がもっと国民から信頼されるような政治を行い、国民の意見を尊重すれば税金を上げても国民から反対されることはないと思いました。

 私はまだ高校一年生です。税金について政府がどのような会議をしているか分からないし、この先どのように日本が変わっていくか分かりません。分からないことが多いけれど、私は自分の生活が保障されていて、良い生活が送れるようにと思いながら税金を払い続けたいです。