私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
日本の税金

京都府立須知高等学校 1年
塩田 愛良

 新聞やテレビでよく耳にする言葉「税」。私達高校生に馴染みがあるのはやはり、物品やサービスを購入する際に納める消費税だろう。そのようにして納めた税が、公共事業や警察・消防費、議員・公務員の給料に使われている事は、学校でも習ったのでもちろん知っていた。だが今回この作文を書くにあたり、税について調べてみて、国の歳入額のうち33.6パーセントが社会保障に使われている事を知った。また、社会保障とは具体的に年金や、医療、介護、生活保護の事だと分かった。この事から、税金は私達の生活の為に使われていると改めて認識できた。

 では、私達に馴染みのある消費税の他にどんな税金があるのだろう。代表的な税について調べてみると、酒類に課せられる酒税、相続で得た財産に課せられる相続税、外国から輸入する品物に課せられる関税など、聞いた事のない税もあった。国は色々なものに税を課せているという事が分かった。

 もし日本にこのような税金制度が無かったら、道路の修理もされず、医療費も、小・中学校での教科書代もそれぞれの負担になってしまう。そうすれば貧富の差などによって、子供全員が平等な教育を受けられなくなったり、国民全員が適切な医療を受けられなくなる。税金が減れば、私達の負担が大きくなると言える。

 税金について調べていく中で、驚くべき事を知った。人口が1万人あまりのナイル共和国という国では、リン鉱石の採掘で栄えた為に、税金がないそうだ。一方、デンマークでは消費税が25パーセント、所得税が55パーセントである。だが、デンマークは幸福度の高い国といわれている。その理由は、幼稚園から大学まで教育費が無料で、出産費、医療費、介護費も無料だそうだ。

 今回、この作文を書く事をきっかけに税について様々な事を学んだ。まずは私達は税金によって支えられているという事だ。私がけがをした時に医療を受けられたのも、今までみんなと同じように教育を受けられたのも税金のお陰であり、私が納めた消費税も巡り巡って自分や社会の為になるんだという事を、改めて確認できた。また、税金が低ければ私達の個人の負担が増えたり、十分な社会保障が受けられなくなるが、税金が高ければ税金を払うのは大変だけどその分充実した社会保障を受けられ、どちらにもメリット、デメリットがあることが分かった。日本をより良くする為に、全ての人が安全に健康で生活する為に、私達の納めた税金が使われて欲しいと思った。