私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
質の良い税金にするために

京都府立福知山高等学校 1年
山口 なのは

 国がわたしたちから集めた税金は、私たちの暮らしをより豊かにするための公共サービスや公共施設に使われていることを去年習いました。幼稚園の年長の時、わたしは腎臓の病気で入院したことがありました。だから、医療費の負担が社会保障によって軽減されていることを知ると、税金の大切さをより理解するとともに税金の使い道についてさらに興味を持ちました。そして、高校生になり、社会の仕組みに対しての姿勢を受け身から能動的な姿勢へと変える必要があると思いました。つまり、税金を納める社会の一員としての自覚を持ち始めるべきだと思ったのです。

 そこでわたしは、どうすれば税金をよりよく使えるのか、わたしにもできることは何かを考えてみることにしました。

 まず、必要な時に必要な税金を使うことができるようにするにはどうすればよいのでしょう。日本では、財政赤字が続いていることや、国の収入の約4割が公債金で賄われていることなどの課題があります。そのため、わたしは無駄な税金の使用を減らすことが必要であると考えました。例えば、年間約2兆3000億円がごみ処理費用に使われています。ごみの排出量を減らすことでその分の税金を減らすことができるのではないでしょうか。さらに、ごみを減らすという活動ならば、わたしたちにもできることがあるのではないでしょうか。税金を無駄遣いしないことは政府だけでなく私たちにも関わっていると気づきました。

 次に、どうすれば私たちの望む税金の使い方ができるのでしょう。わたしはより多くの人が選挙に投票すればいいと思います。なぜなら、税金の使い方を決めるのは国会であるからです。国会は国民が投票で選ぶ国会議員で構成されています。つまり、より多くの人が選挙の投票に参加することによってより国民の望む税金の使い方がなされることになります。税金は勝手に国に集められて勝手に使われていくと言う感覚がありましたが、投票という形で自ら意思表示すべきだと思いました。

 わたしはまだ「自分のお金」で税金を納めたことがないので税金に対して強い責任感はありませんでした。あるいは、税金に関してより良い暮らしのためにこうしたいと思うこともありませんでした。しかし、税金の価値はわたしでも高めていけるのだと気づきました。そして、そのためにできることはさらにたくさんあるのだろうと思います。

 よく税金はみんなが納めているのだからみんなのものだと言います。それは大正解だと思います。だから、みんなのもの、つまり自分のものでもあります。よって、国民みんながそれぞれ税金に責任と関心を持つ必要があります。そのうえ、税金を大切にし、より有効的に使う努力を、責任をもってするべきだと思いました。