私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
税への考え方

京都聖カタリナ高等学校 1年
八田 陽愛

 税とは国をまわしていく経済の上で必要不可欠のものである。例えば、働いている人は収入に応じて所得税が課せられ、私たちのような子どもでも納めなければならない消費税など種類は様々で、そんなところにもと驚くことは多々ある。税とは、人間で言い表すと血液のような、経済を説明する上で欠けてはならないものなのである。

 私の親は、「収入から色々な税を引かれて手取りに残るのは僅か」と、愚痴を零すことがある。それは、無知な私たち子どもからすれば、「そういうもの」なのだから仕方ないでしょうと思うのだが、考えてみれば国民の所得から引かれていく税は何に用いられているのかあまりハッキリした答えが頭に出てこない。前まで8パーセントだった消費税が10パーセントになり、それが経済にどのような効果をもたらしたのかも私は知らない。だいたい、メリットがあったのかどうかさえもパッとしない。

 そもそも税金とは何のためにあるのかと改めて調べてみると、私たちが小・中学校の時に使っていた教科書であったり、私たちの社会権を守る「健康で文化的な最低限度の生活」の基盤となるような公共施設の運営であったりと、今まで私が「タダ」だと思い込んできたものが多く存在した。これはタダじゃないのか、私たち国民が力を合わせて払っていたんだなと実感した。

 深く調べていくと、自然災害で大きな被害が出た場所への援助や病気で働けない人のために存在する生活保護のお金になっていることも分かった。税が何に使われているかよく分かっていなかった自分でも身近にあるんだと感じることが出来たし、確かにこれは経済を作り上げる上で必要不可欠な存在なのだなと再確認することができた。

 私が税を知っていく上で感じたのは、税とは「弱者を守っていくために必要なお金」だということ。税金の割合が上がると聞けば、うんざりとした気持ちにならないことはないが、そう思えばまだ良い方であり、私たちの生活がより豊かになるかもしれないと思うと、少しハッピーな心持ちにもなれる。きっと税は人々を幸せにするために存在し、これからもその役割りは変わらないだろうと思う。だから、私たちの生活を揺るがせない程度に、納税者の生活と税を天秤にかけ、釣り合うくらいが丁度いい。どちらかが貧しくなってもだめなのだ。税とほどよい関係で暮らしていけたらみんなが幸せになれると考える。今後、税を納めるとき、国民全員が「人を助けている」という心持ちで支払えれば、国全体がまた発展していくのではないかと思う。