私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
税について

京都府立海洋高等学校 1年
山本 拓澄

 僕は今年、高校に入学しました。入学時にたくさんの書類が配られました。中学生までは、書類は全部親に任せていましたが、自分が志望した高校なので親と一緒に見ました。

 母が「え、教科書にこんなにかかるの?」と言っていたので、僕は「小中学よりどれくらい違うの?」と聞くと、「小中学は義務教育でただやった」と。この時、小中学生の教科書や物品が国から配布、つまり税金によって配布されていることを知りました。

 母が高校進学時に「高校は義務教育じゃないからしっかりと自分の進路をきめなさい」と言った言葉の意味がわかりました。そして高校の書類の中に「高等学校等就学支援金制度」というものがありました。その言葉を見て全く意味がわかりませんでした。その書類の内容を親に説明してもらいながら見ました。

 これは、高校での授業料を国が負担してくれます。それぞれの家庭環境で支給されるかどうかが決まります。支給の判断基準は「都道府県民税所得割額」と「市町村民税所得割額」の合算額で判定を行います。

 この書類を提出するために、両親が税金を納めている証明書を見せてもらいました。今まで、税について習ってきて支給の判断基準となる税は「所得税」「住民税」としか理解していなかったのですが、その証明書を見てこの税の中にもいろいろと項目があるのだと改めて知ることができました。そして、両親が働いてきちんと納税をしていることを現実に知りました。もちろん、他の大人も納税をしています。収入額によって、納税する額が違うのでそこは不公平な感じもします。だけど、親が働いている、病気やけがで働けない、求職中、片親、また現在はコロナウイルスによる被害で収入が不安定など様々な家庭があると思います。

 僕は両親が元気で働いてくれるおかげで、志望する学校に行くことができて、今とても楽しく充実しています。

 現在、高校進学人数は、約95パーセント以上です。100パーセントではありません。もし経済的に進学できないという理由ならば、この「高等学校等就学支援金制度」以外にも、「京都府奨学金」(授業料以外の教育費を支援してくれる制度)があります。そういった制度を利用して進学してほしいと思っています。

 今、納税してくれている人のおかげで僕は、あらゆる面で生活することができています。

 そして大人になって働いく時がきたら、僕がされてきたように次の子供達が学べるように納税したいと思います。こうして皆が支えあって国が人々が豊かに暮らしていける世の中であればいいと思います。