私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
税のありがたみ

京都府立綾部高等学校東分校 3年
四方 涙

 私たちが生活する中で、身の回りにはたくさんの税があります。例えば、食料品や日用品、洋服などを買う時には消費税がかかるし、収入を得ると所得税がかかるし、家に住んでいるだけでも固定資産税や住民税がかかります。これ以外にも、今回調べてみて初めて知った税金がたくさんありました。なんでこんなに多くの税金を払わないといけないんだろうと思いましたが、どの税金も私たちの生活を助けるために存在しているのです。

 私は、中学生のとき、友達と遊んでいるときに指を骨折してしまったことがあります。当時は保険とか税金とか、お金に関する知識が全然なかったので、自分の指にギプスをつけたとき、この指が治るまでに一体どれくらいのお金がかかるんだろうと心配になったことを覚えています。でも、治療を終えてお金を払うとき、母が出したお金はたったの二百円でした。あんなに包帯をグルグルに巻くぐらいのけがだったのに、なんでこんなに安いのかを母に聞くと、綾部市の子育て支援医療制度のおかげだと言われ、初めてそんな制度があることを知りました。これは、子育て支援の一環として、中学校卒業まで医療費を助成してくれる制度だそうです。

 この出来事が起こる前は、なんで親が稼いだお金なのにまたお金をとられないといけないんだろうと思っていましたが、自分が骨折して税金に助けられると、ちゃんと意味があってお金を払っているんだと考えるいいきっかけになりました。

 私の進路は就職の予定なので、春からは親に頼るばかりではなく、自分でお金を稼ぐ立場になります。今も、アルバイトをしてお金をもらっているけど、自分で払ったことがある税金は消費税くらいしかないので、来年からは所得税を払わないといけないと考えても全然実感はわきません。だけど、税金を払うと、公共サービスや公共施設など、別の形で私たちの生活を助けてくれるので、社会人として税についての知識を持って、納税しないといけないという自覚を持った大人になりたいです。また、自分が受けた税金のありがたみを忘れずに生きていきたいです。