私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
税金教育の必要性

京都橘高等学校 2年
岸根 璃子

 納税者である私たち学生は、税金についてどれほどの知識を持っているだろうか。社会に出れば避けることのできない存在であるにもかかわらず知らないことが多いと思う。そのため私は、学生には税金について教育の一環としてもっと学んでいく必要があると思う。

 税金教育の必要性は、第一に子どもが大人になったときに損をしないためである。実際に、よく知らない、難しそうという意識から確定申告を行わないケースがあり、損をしてしまっている。これは税に対するリテラシーの低さのあらわれではないだろうか。このようになってしまったのは税金について学ぶ機会が少なく、自分の力で知識を蓄えるしかないからだと感じる。

 第二に、国税庁が掲げているように、民主主義の根幹である租税の意義や役割を正しく理解し、社会の構成員として税金を納め、その使い道に関心を持ち、さらには納税者として社会や国の在り方を主体的に考えるという自覚を育てるためである。現在、日本では新型コロナウイルスの影響で巨額の財政支出を行っており、財政赤字の穴埋めが必要になっている。その解決策の一つとして増税が考えられるが、このような身近な問題ならば子どもでも税について主体的に考えられると思う。

 ここで、直接関係する大人ではなく子供に税金教育を行うべきだと考える理由は、大人は頑張ればどうにかなるが子どもはそうではなく、大人よりも税金に関する知識が乏しいからである。だから、税金教育という楽しく税について学び、興味をもつきっかけづくりが重要であると思う。

 私はこの機会を通して税金について調べ、改めて多くのことを学んだとともに自分の税の勉強不足を痛感した。私たちは税金のおかげでよりよい生活を送ることができている。だからこそ税というものに触れる機会を増やすことがこれからの日本をより輝かしくさせる鍵になると思う。また、税金を誰に託すかを決めるものでもある選挙も重要だ。最後に、税について学ぶきっかけをつかんだのならば、それを受動的にではなく能動的に行動にうつしていきたい。