私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
意味のあるもの

京都府立北稜高等学校 1年
 向畑 佑育

 私たち学生にとって最も身近にある税と言われると、「消費税」が一番に浮かぶだろう。去年の10月には、消費税率が10%へと引き上げられた。これによって、消費税について興味を持った人が増えたと思うが、「なぜ、払わなければならないのか」「何の役に立っているのか」とマイナスの意見や疑問を持った人も増えたと思う。税金は、見知らぬ人とのつながりをもたらしたり、誰かの命を救うこともできるものだと私は感じている。

  例えば、東京オリンピックにも私たちの税金が多く使われている。競技用の施設をつくること、道路を整備することなどには、多くの税金が必要になる。私たちは関係ない、と不満を持つ人もいるかもしれない。しかし、考え方を変えてみると、オリンピックのために使われる税金は、外国へ日本の良さをアピールできるものでもある。私たちが税金を払うことで、施設がきれいでよかった、など、世界各国の人が、競技以外のことでも、満足して帰れるかもしれない。それは、税金を払っている私たちも嬉しくなれる。東京オリンピックを一人一人が良い思い出にできるためにも、税金は、無駄ではないと考えるべきだ。

  また、人の命を救うことにもつながっている。世界には食料どころかきれいな水も十分にない国がたくさんある。このような開発途上国の人々を救うために、日本は資金援助をしている。また、それだけでなく、海外で起こった災害で被害にあった人のための支援もしている。これは、私たちが税金を払うことでできているのだ。日本も、開発途上国からの輸入や、災害により被害を受けたとき、外国からの支援で助けられたりしている。このように税金は、人の命を救ったり、色々なところでつながったりできる。

  私たちが、日常生活でその使い道を何も考えず納めている税金。しかし、その使い道に少しでも目を向けることで、自分が納めた税金が何の役に立っているか、など新しいことに多く気づけるだろう。それによって、自分が無意識に払っていた税金が意味のあるものになると思う。これからの生活で、国と国のつながりの一つには税金があることや、どこかの誰かの役に立っていることを忘れずにいてほしい。