私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
学ぶことができる幸せ

平安女学院高等学校 1年
清水 愛莉

 教育を受けることができている幸せについて考えたことがありますか。「教育って、税金で成り立っているんだよね。」と母に聞くと「そうそう、小学校・中学校の間はね。義務教育だし助かる。」と言われたことがあります。日本の公立の小学校・中学校に通う生徒たちは税金のおかげで教育を受けることができているのです。私たちは毎日「行ってきます。」と言い、家を出て学校に行き、友達と会話する、そして「ただいま。」と言い、家に帰ると家族が出迎えてくれる、そうした一日の生活が実は当たり前のようで当たり前ではないのです。

 「今から四年前の二〇一四年、一人の女性がノーベル平和賞を受賞しました。彼女の名前は、マララ・ユスフザイさんです。マララさんは、激しい銃撃に耐えながらも自由に学校に通うことができない日常を訴えていました。体を張ってまで教育の大切さを伝えるマララさんは、どんな女性よりも強いです。私たちからすると、嫌なことがあっても学校に行くことが普通ですが、マララさんが住むパキスタンの子供たちは学校に行きたいのにも関わらず、家族のために働かないといけないので許されていないのです。日本の子供たちに、「勉強は好きですか。」と質問すると、多くの子供たちは「嫌い。」と答えるでしょう。しかし、あるパキスタンの女の子は「大好き。」と答えました。それをネットの記事で見た時に私は、学校に行き、勉強する意味や私たちからすると小さな幸せだとしても、人によって大きな幸せに感じるということを教えてくれました。

 日本の小学校・中学校では、他にも教科書が税金によって作られているのはもちろん、教室の中にある机や黒板、時計やロッカーなどにも税金が使われているということを知り私は、今まで「なぜ税金を払わなければならないのだろう。」と考えたことがありましたが見えない所で私たちのために税金が使われているのを知ると考え深いです。今、もう一度学ぶとは何かを考え、学ぶことに感謝したいです。