私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
「あたりまえ」ではなく「ありがとう」

京都府立南陽高等学校 1年
松本 悠希

 「あたりまえ」という言葉があります。では、みなさんに質問します。「あたりまえ」の反対の言葉は何だと考えますか。

 私は毎日が楽しいです。充実しています。朝おきて、学校に行って勉強をして、友達と笑い合って、健康に毎日を生きることができています。しかし、みなさんは思ってしまいませんか。楽しいかもしれないけれど、「あたりまえ」のことなのではないのかと。確かに、それは正しいです。しかし、この「あたりまえ」は日本だからなのではないでしょうか。日本は小、中学校は義務教育なので、無償で教育がうけられます。無償で学校に行って、友達と笑い合うことができます。体調が悪くなれば病院に行って、安い治療費で治療がうけられます。大切な人が重い病気にかかってしまっても、ある程度の治療費で助けることができます。しかし、このような幸せは税金で成り立っています。税金があるから、学校に行って笑えたり、健康で笑っていられたりするのです。

 私は以前テレビで税金などをおさめることのない、そういった政治の機関の整っていない国の生活をみました。その生活はというと、 朝おきて、学校に行きたくても行けず、働きに出て、つらくても無理やり笑っています。自分の母親が病気にかかっても高すぎて治療費が払えないので、大切な母親の病気は悪化していくばかり。私はこの生活をみて、とても悲しくなりました。それと同時に、健康で笑って生きていられることが「あたりまえ」だと思っていた私達日本人が恥ずかしくなりました。私達の生活は「あたりまえ」ではないのです。私達の幸せな生活をつくってくれているのは、税金です。税金があることで、国の機関が起動しサービス等をうけられます。また、教育をうけることで、夢がみつけられ、叶えられます。時には、人の命を救うこともあるのです。税金による災害派遣、食料援助等により、災害がおきた時、人の命を救えることがあります。税金に対して、批判的な意見をもつ人も多いかもしれませんが、このように、なくてはならない大切なものなのです。そして、その税金に感謝しなくてはならないのです。

 最後にもう一度質問します。「あたりまえ」の反対の言葉は、何だと考えますか。私は、「ありがとう」だと考えます。今、毎日の生活を送れていることが、どれだけすばらしいことなのでしょう。また私はその生活を支えている税金のさらなる可能性を信じています。そして、税金によってつくりあげられたこの幸せな生活に対して感謝しなくてはなりません。

 「あたりまえ」ではなく「ありがとう。」