私達の暮らしと税金
高校生の作文優秀作公開
京都府租税教育推進連絡協議会賞
税と生涯関わっていくために

京都すばる高等学校 1年
大舘 優稀

 長く消費税五%が続いてから、二年前から八%になったが更にまた二年後に十%に上がることが決まっている。スーパーマーケットや百貨店では税抜価格表示のため、計算をしなければならないし面倒だと思ってしまうことも多々ある。

 老若男女関係なく全ての人から平等に徴収できる消費税で、今大きな問題である社会保障費が安定するのでいいと思う。しかし、増税によりデメリットも少なくない。増税すれば、物の値段は上がり私たちの負担は増えるので消費を減らすだろう。そうすれば景気が悪くなるに加え、税収が減ってしまうことになる。

 だが、現在のこの消費税八%というのは決して高いというわけではないのだ。ヨーロッパは二〇%以上、二〇%近い国が多い。

 例えば、「消費税二五%で世界一幸せなデンマークの暮らし」という本にもなっているデンマーク。消費税二五%、つまり日本の約三倍もの消費税をデンマークでは掛けられているのだ。加えて、所得税も約四〇〜六〇%と年収の三分の一は税金に持っていかれることになる。そんなデンマークだが幸福度ランキングで世界一位、世界一幸せといってもいいくらい国民は満足しているといえる。なぜか?気になったので詳しく調べてみた。

 デンマークでは国民から集めた税金を保障にまわしているというのだ。教育費が大学まで無料、医療費・出産費が無料、などと国民が生活しやすいよう工夫された保障がたくさんあることが分かる。

 日本でもデンマークのような保障をしていけばいいのではないだろうか、そういうわけではないと思う。国それぞれの風土や歴史があるので全てをデンマークのような国を見習ってしまえば日本の良さがなくなってしまう気がする。

 しかし、税金はなくなることは絶対といっていいほどないだろう。生涯ずっとつきあっていくことになる。そんな税金に対して良い印象を持っていくべきではないだろうか。そういいながら私も消費税には何度も「なくなればいいのに。」と消費税が加算されることを考えずに買ってしまいお金が足りないということが昔あった。

 今はまだ高校生ということで税金との関わりは消費税でしかないが、あと少ししたら私たちも「納税者」の一員となる。こうして税の作文を書くような機会がないと普段、税のことを考えることはない。だが、私たちの生活には「税」という存在は必要不可欠であるということを頭に入れておきたい。また、国民一人ひとりが納税者としての意識を持ち、社会の問題について少しずつ関心を持つことが大事だと感じた。